10月 作文添削講座

内部生の募集で満員になりましたので、今月の外部生の募集はございません。
申し訳ありませんが、ご了承ください。


★第119回 10月 3日(土)  締切済み
★第120回 10月18日(日) 締切済み
★受講料 小学生 1回 3,000円 (2時間)
     中高生 1回 4,000円 ※税別料金になります
★限定人数 各回5名


 しかし、じょうぶで生きていれば、このよのなかがどんなときも楽しいし、よいものだと知っていましたから、朝おきるのを楽しみに、ぐっすりと、よくねむるのでした。いつも目をさますと、きのうとちがう新しい朝がきています。白吉も、スイッチョのことを来年の秋がくるまで思い出さないで、あしたは元気ににわをとびまわってあそぶことでしょう。
 うつくしい秋晴れの日がつづいています。
(大佛次郎「スイッチョねこ」)


 白吉は、秋のある日に、きれいな声で鳴く虫(スイッチョ)をきっとおいしいと思って丸のみしてしまったネコです。おなかの中でスイッチョが鳴きつづけるものだから、白吉はうるさくて夜もねむれず、不眠症になって大変な思いをします。引用したのは、冬が近づいてきてスイッチョが鳴かなくなり、白吉がいつもの元気な日々を過ごし始めた場面です。季節が変化するように、体や心の調子も変化します。冬になれば、あんなに暑かった夏のことを忘れてしまうように、元気なときには風邪で寝込んでいたときのことを忘れてしまいます。白吉はネコなのでそうして元気に遊びまわるのですが、それを言葉に書き留めておいたらどうでしょう。その人は、過去と現在のちがいを目の当たりにして、この先はどうなるかと考えるでしょう。書くことで未来が変わる。これは本当のことです。
 作文添削講座は、指導の関係で1回の受講人数を5名に限らせていただきます。そのため、先着順にて受付し、定員になり次第、締め切りとさせていただきます。連続受講も大歓迎です。また、希望があれば学校の作文課題の添削もいたしますので、課題の本やプリントなどがある場合は前もってご連絡ください。最後に、受講料は、来月の授業料明細でご請求させていただきますので、よろしくお願いいたします。ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。