1月 作文添削講座

★第125回  内部生で締切となりました
★第126回  内部生で締切となりました
★受講料 小学生 1回 3,000円 (2時間)
         中高生 1回 4,000円 ※税別料金になります
★限定人数 各回5名

-----------------------------------------
 昭和天皇が留守中に、お住まいの庭の草を刈った侍従の入江相政に天皇は尋ねられた。「どうして草を刈ったのかね?」入江は、ほめられると思って、「雑草が生い茂って参りましたので、一部お刈りしました。」と答えた。
 すると天皇は、「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決め付けてしまうのはいけない。注意するように。」と諭された。
(入江相政「宮中侍従物語」
-----------------------------------------

 雑草を辞書で引いてみると「自然に生えるいろいろな草。名も知らない雑多な草」と出てきます。空き地を見渡せば、様々な植物がそこで生きていますが、人がつい雑草と言うのは、その方が便利だからでしょう。
 スギナとオオバコとエノコログサがと言うよりも、雑草がと言った方が話は早い。早いけれど、それぞれの草の存在は見落とされます。
 例えば同じように、「小学生」「子供」「男子」「女子」という言葉でくくられるとき、あなたの「他のどんな人ともちがう特別さ」はいったん忘れられます。そして、そういう言葉ばかりを使っていると「特別さ」を忘れてしまうことだってあるのです。
 いつまでも「雑草」の種類を知らなくても生きていけるように、それで不自由なことはないかも知れません。でも、いつも、もちろん作文を書く時も「注意するように」してほしいと思います。

 作文添削講座は、指導の関係で1回の受講人数を5名に限らせていただきます。そのため、先着順にて受付し、定員になり次第、締め切りとさせていただきます。連続受講も大歓迎です。また、希望があれば学校の作文課題の添削もいたしますので、課題の本やプリントなどがある場合は前もってご連絡ください。最後に、受講料は、来月の授業料明細でご請求させていただきますので、よろしくお願いいたします。ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。